『希望』
今日もまた梅雨空です。
九州地方では局地的な大雨が続いてその影響が心配ですが… (>_<)早く梅雨が明けてくれたら…と考えている中、嬉しい報告と少し残念なお話を続けてお聞きしました。
まずは嬉しい報告から…。先日花牟禮先生の講演会に行かれた方からでしたが、最初のひと言が「ありがとうございました!先生のお話を聞いて希望がでてきました!とにかくお礼を言いたくて…」
患者さんはご主人で、「現在新薬による抗がん剤治療を受けているが、とにかく副作用で心身共にまいっている。特に手足のむくみがひどく、他の病院でリンパマッサージもやっているがなかなか改善されない。抗がん剤を止めたいが、止めるとがんが進行しそうで怖い…最近ずっと堂々巡りだった」
友人から誘われて講演会に参加したそうですが、花牟禮先生のお話を聞かれて「フコイダンで抗がん剤の副作用が抑えられるとか、ハイパーサーミアが保険適用で治療できるとか、とにかくまだまだできる事があるとわかった!余命も気にする必要がないと思えて嬉しかった!」と、本当に明るいお声で話して下さいました。
患者さんにとって可能性が広がるということはとても重要で、前向きになれてこそ色々な相乗効果も発揮できますからね! (^_^)/
そして、もう一つは患者さんの息子さんからのお話で…。
この患者さんの場合は腫瘍がかなり大きかったので、まず抗がん剤治療で小さくしてから手術をするという、これはよくあることですよね。
その説明の際に主治医に「いつ頃まで抗がん剤をするのですか?何クールとかありますよね?」と尋ねたところ「ずっとやるのだから何クールとかを考える必要はない」と一蹴されたとのこと。患者さんも息子さんご夫婦も、『これからずっと抗がん剤治療をしなければならない…終わりのない苦痛が続く…』と考えられてかなりショックを受けたそうです。
これは率直に事実だけを言う医療の専門家としての主治医と、がんの宣告を受け不安を募らせている患者さん側の立場の違い(心の温度差?)のような気がします。もう少し丁寧に説明されていたら患者さんもそこまでショックを受けずに済んだのかもしれません。(>_<)
治療のスタート時に、希望を持って臨むのか、それとも不安を抱えたままいくのかではその後の治療経過にも大きな違いがあるように思えます。
こうしてお話を伺う時にいつも思うことですが、病気と向き合うためにも、まずはお世話になる病院、ドクター、看護師の方々とより良い関係が築いていけたら…と祈るような気持ちになります。