あるブログより
せっかくの連休、また台風16号が吹き荒れましたね。
秋雨前線を刺激してあちらこちらで被害が出ているようで… (>_<)
この時期の台風の進路はどうしても日本に向けてくるものが多いですから。
台風が過ぎ去ったあと、澄み渡る空に爽やかな風が吹き、そして少しずつ季節が秋へと変わっていく…秋晴れの心地良い清涼感を味わえるのもあともう少しかもしれませんね!
さて、今月になってから小林麻央さんのブログが始まり、色々と話題になっていますよね。私も、個人的に関心を持って拝見しております。
日頃、乳がんや子宮がん・卵巣がんなどいわゆる女性疾病の患者さんからお話をお聞きすることも多く、女性だからこその悩み、葛藤…お話を伺っていて、正直どんな言葉をかけたらいいのかわからなくなることもよくあります。
9/5の麻央さんのブログ『姉』の中に、治療についての説明を姉妹で聞かれて、麻央さん以上に不安に怯えるお姉さまのことが書かれていました。
「受けるのは私だから、私の方が怖いんですけど」と言う麻央さんに
「どうして分かるの?私の方が怖いと思っているかもしれないよ。こればかりは比べられないよ」と話す姉の麻耶さん。その真剣な様子を見て、
「本人が一番つらいのだからというのは単純だけれど、まわりもつらいのは一緒」だと。
そして、
「究極、人の不安、苦しみ、悲しみは上も下もなく、推し量れないと思う。やっぱり、その人自身のものだから」
「でも、それを分かりたいと思ってくれる、分かろうとしてくれる存在は、本当にかけがえのない愛そのもの」と。
いつも患者さんと話をしていて感じるもどかしさ(私は本当にご本人のつらさがわかっているのか?その思いに応えられているのだろうか?)が、こうして患者さんの目線で、言葉で綴られていて…とてもしっくりと胸に響きました。
そして、妹以上に妹に同化している姉と、そんな姉を見て心が満たされていく妹。
そんなおふたりの姉妹愛が心に沁みました。
寄り添い、支えてくれる存在は何より励みになり、大きな力にもなると思います。
ただ、時には「私はひとりだから…」と言われる方もいらっしゃいます。
でも会話を重ねていくうちに「こうしてお話できるところがあって良かった!」と喜んで下さったり、患者さん同士の触れ合いの中でお互いが支えになり、また励みになっていることもあるようです。
ひとりでも多くの方が、今日も誰かに支えられ、何かに励まされて、そして自分のために、誰かのために、笑って過ごせていますように!