「全国がん登録」制度
このところ、一気に寒くなったような気がします…。
そろそろ風邪をひいておられる方も増えてきたようですが、これから特に空気が乾燥しはじめると、ウイルスが長く飛び交うので要注意です。
早め早めの対策、是非心がけたいものですよね。
さて、皆さんはご存知でしょうか。
今年の1月から「全国がん登録」制度がスタートし、居住地域にかかわらず全国どこの医療機関で診断を受けても、がんと診断された人のデータは都道府県に設置された「がん登録室」を通じて集められ、国のデータベースで一元管理されるようになりました。
これは、がん患者さんの情報を収集・整理し、将来のがん治療やがん対策の発展につなげ、がんで亡くなる方を減らしていくことを目的とした国の制度です。
この「全国がん登録」制度の考え方は、
過去、現在のがん患者さんの情報を未来へつなぐことで、すべての人のがんの予防につなげ、未来のがん患者さんの命をつなぐこと。
一人ひとりが感謝のバトンを伝え、つないでいくことによって、がん患者さんが安心して暮せる社会をつくっていきたいと考えている。
というものだそうです。
がんの患者さんが身近におられる方が、最近では当たり前のようになりつつあり、何とも悲しい現状ではありますが、
この制度が有効に活用され、少しでも明るい未来が訪れることを期待していきたいと思います。