国立がん研究センター理事長 中釜斉先生の講演
今年100周年を迎えられた、鹿児島県いちき串木野市の花牟禮病院。
この節目に当たり、地元の皆様へ感謝の意を込めた講演会を、先の日曜日に開催されました。
今回この記念すべき講演会を主催された、花牟禮病院院長の花牟禮康生先生は、なんと中釜先生と小学校時代の同級生なのだそうです。
それでこの度の講演をお願いしお引き受けいただいたとのことでした。
当会もお手伝いさせていただいたこの講演会ですが、さすがに国立がんセンターの理事長が講演されるということで、たいへん多くのお申込があり、当日は300名近い方々で会場内は溢れかえっていました。
しかも、会場は医師会館。本来はなかなか足を踏み入れることのできない場所ですよね。
昨年、国立がん研究センターの理事長に就任された中釜斉(なかがま ひとし)先生は、東大医学部を卒業され臨床医として勤められた後、米国マサチューセッツ工科大学でがんの成因・病態に関する4年間の機能的ゲノム解析研究を経て、国立がん研究センター研究所に赴任されてから約20年になられるそうです。
この間一貫して、発がん要因及びがんの本態解明という基礎的な視点から、センターの果たすべき使命や社会的な役割について考えてこられたということです。
内容的には非常に難しいものではありますが、とても分かりやすく的確なお言葉で講演され、最後には質疑応答のお時間も設けられ、真摯にお答えになられていました。
☆☆今回この講演の中で、その熱意あるお言葉を聴くことができたことは、当会としてもたいへん有意義なことであるとともに、今後に是非活かしていかなければならないと、スタッフ一同、身の引き締まる思いでございました。