決めるのは…自分!
今日で8月も終わり。学校も、既に始まっている地域もありますが多くは明日から二学期が始まりますよね。
今年の夏は、猛暑と局地的な大雨の被害が目立ったように思えますが…。
皆さんにとっては、どのような夏だったでしょうか?
先日、久しぶりに会った友人が「がんは治るの?」と、単刀直入に聞いてきました。
そして、余命のこととか、抗がん剤治療のことなど…聞けば、お義父様ががんと診断されたばかりで、今後の治療について家族で話し合っているということでした。
友人が言うには、「今はとにかく情報がいっぱい有り過ぎて、何が本当に良いのか、かえってわからない。個人(素人)が判断するのは難しくて迷ってしまう…」
以前は、がんと診断されたらあたり前のように病院で主治医の言う通りの治療を受けていましたからね。
治療に対する是非や、他の選択肢などを考えることも少なかったと思います。
そういう意味では、今は患者さんやご家族の意志が反映されることも多くなり、標準治療以外の選択肢も増えていますから、それ自体は良いことだと思いますが…その分、自己責任と言いますか、個人に委ねられることも多く、「命がかかることへの不安」は大きいと思います。
ネットや雑誌の情報、がんに関する本、知人・友人からの情報など、本当に種々様々な情報が溢れています。
書かれていることも、決して同じではありません。
正反対のことがそれぞれ良しとして書かれていることも多いです。
「何を基準に選ぶのか?」これは私どもの相談窓口にも多く寄せられる質問です。
そして、いつも思うことは、
『それぞれに自分の考えがあり、あるいは感覚があり、結局答えは自分の中にある!』
まわりの人の意見は意見として参考にはされますが、どんなに迷っていたとしても最終的には見事にご自分で結論を出されるんですね。
それはきっと、『自分の命』だからだと、私は思っています。
決して人任せにはできない、大事な大事な『自分の命』
守ってほしい! 心からそう願います。