「冬に向け、冷え対策の必要性」
11月に入り、秋の深まりとともに一気に冬の兆しが見え隠れしている今日この頃…皆様いかがお過ごしでしょうか。
これからますます寒くなってきますので、闘病中の方などは特に、体を冷やさないように気をつけ、体調を整えるよう心がけていただきたいと思います。
でも何故、「体を冷やさないように気をつける」ことが大切なのでしょうか?
私たちの体は、新鮮な血液を心臓のポンプ機能で全身へ絶え間なく送り出しており、そのおかげで血液は各細胞に栄養分や酸素を運び、また体内で発生した熱を体の隅々まで運んで体温を維持しています。
体内のほとんどの血管は毛細血管で、寒さやストレスなどで交感神経が優位になると、血管は収縮してさらに細くなり、血液が流れにくくなります。
特に足先は重力の関係もあり、交通渋滞が起こりやすくなっているため、血液は心臓へ戻りにくく滞りがちになります。
このような血行障害が慢性化すると、栄養や酸素、熱の運搬の働きが阻害されて、体は冷えに傾き、細胞の老化や臓器の機能が低下、自律神経のバランスの乱れが生じてきます。
また各臓器と自律神経は連動しているため、そのまま放っておくと病気を引き起こす原因にもなってきます。
また、私たちの体は、「体温が36.5度であれば免疫力が最大限に働く体内環境になる」といわれており、35.5度以下になると臓器も冷え、それらの働きは極端に低下し、体温が35度にまで低下すると、様々な病気を発症するリスクが高くなります。
体温が1度下がると、免疫力は30%低下するといわれているので、当然の結果かもしれませんね。
***このような理由から、体を冷やすことはろくなことではありませんので、体を暖かくして、ついでに心も暖かくしてお過ごしください。