「在宅療養の“一時避難”」
先日あるニュースを目にしました。
それがこの、「在宅療養の“一時避難”」というもの。
がんを抱えて自宅で療養する患者さんが、「いざ」というときに入院できる有床診療所が誕生したという内容です。
この取り組みを始められたのはあるクリニックで、建物内に2床の病室を設備し、「小さな宿泊所」と名付け、白い壁、木目調の建具、間接照明で温かな雰囲気の病室にされ、「あくまでも家庭の延長。病院のようにしたくなかった」とのことでした。
一般的に、在宅療養の患者さんが緩和ケア病棟などへ入院する手続きは煩雑ですが、家族の事情などで“一時的な入院”が必要になることもあります。
例えば、介護するご家族が疲れたり体調を崩したりする場合や、一人暮らしで不安が大きくなる場合など…。
このような患者さんの「急な入院」のための有床診療所開設は全国でも珍しいそうです。
確かにそうですよね。たとえ在宅療養でドクターに往診していただいていても、結局「いざ」という時にそのドクターの所へ一時的に入院ができるとは限らないんですから。
☆☆皆さんそれぞれに色々と問題を抱えておられるなか、このような取り組みが各地へ広がっていけばいいですよね。