「がん治療と仕事の両立」
最近では、がん治療を受けながら仕事をこなしておられる方も増えてきています。
厚生労働省でも、「治療と職業生活の両立について」の政策として、事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドラインを設けて公開していますので、しっかりとそのガイドラインに従った対応ができればそれにこしたことはない…。
しかし、企業・会社や世の中的には残念ながら、まだまだ市民権を得ているようには感じない気がしますよね…。
長期間にわたる治療の日々が続くと、企業側としてはその間の仕事をどうするのか…、その期間がいつまで続くのかによってはその方法も変わってくるし…と、企業側の懸念も理解できます…。
しかし、社員のがんを早期発見し、がんが見つかった場合は仕事と治療を両立できる新たな支援策を策定した会社もあるようです。
その会社では、国立がん研究センター中央病院と提携し、無償で社員にがん検診を実施してセンターに健康情報を提供する代わりに、がんが発見された場合は優先的に治療を受けられるようにしたとのことでした。
一企業がこのように提携するのは初めてのことだそうです。
ここで、まず効いてくるのは「がんの早期発見」ということがいえるのではないかと思います。
早期に発見できれば、治療の難易度も下がり、治療期間も短縮できますから。
☆☆今後ますますがん検診が簡単に、楽に受けられるようになり、罹患しても当たり前に仕事と両立できる世の中になればいいですよね。