「8020運動」と『オーラルフレイル』
今月4日から10日は、歯と口の健康週間でした。
以前は、「6(む)4(し)」にちなんで6月4日が「虫歯予防デー」とされていましたが、
途中、「健民ムシ歯予防運動」や「口腔衛生週間」、「歯の衛生週間」と変化していき、
2013年(平成25年)から「歯と口の健康週間」になったそうです。
では「8020(ハチマルニイマル)運動」とは何でしょうか?
“いつまでもおいしいものを食べ続けるための元気な歯は、日々の手入れから”ということで、
1989年(平成元年)から、当時の厚生省と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。
20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。
そのため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動が始まったそうです。
そして『オーラルフレイル』は、滑舌低下、食べこぼし、わずかなむせ、噛めない食品が増えるなどのささいな口腔機能の低下から始まります。早めに気づき対応することが大切です。
これらの様々な口の衰えは身体の衰え(フレイル)と大きく関わっている、ということで、
「8020運動」に『オーラルフレイル』という新たな考え方を加えることで、健康長寿をサポートしていくという啓発活動が、今年から始まったそうです。
☆☆☆歯の健康はとても大切です。歯の定期健診を受けるなどして、「8020」を目指しましょう。