「第12回LMF研究会」に参加してきました
9月になった途端、強烈な台風が近畿地方を縦断…。
各地へ爪痕を残しながら過ぎ去ったと思ったら、今度は北海道で震度7の大地震…。
今年はその前にも大雨での災害など、本当にたくさんの被害がありました…。
大変な思いをされた方、現在進行形で大変な思いをしておられる方へ、心よりお見舞い申し上げます。
さて、そんな中、日曜日に新大阪で「第12回LMF研究会」が開催され、先に述べた台風の影響でお見えになれない先生もいらっしゃいましたが、多くの先生方や関係者の方が参加されていました。
前回から、より充実した内容で年1回、まる1日しっかりと時間を取って行なうことになった研究会。
はじめは従来通りの進行で基調講演があり、
「低分子化フコイダンの基礎研究の最前線」と題した、九州大学大学院の照屋助教の講演、
そして、今回の当番世話人の先生(螺良歯科医院 副院長の螺良修一先生)が歯科の分野であるため、
それに沿った内容も盛り込まれ、フコイダンの可能性の拡がりを感じられるものになっていました。
それから今回の目玉:特別講演は、色々なメディアでもご活躍されている、
一般社団法人HSPプロジェクト研究所 所長で医学博士、バンダナ先生でお馴染みの、
伊藤要子先生による『がん統合医療におけるHSP(ヒートショックプロテイン)の役割』と題した講演でした。
HSPはどんな細胞にもあるタンパク質で、様々なストレス(熱ストレス等)で増加し、
生体防御・免疫増強・抗炎症などの作用を持っているそうです。
今回、そのHSPとは何ぞや?ということを、楽しく明るく講演されていました。
でも、決してただ明るく楽しくではなく、がん治療における重要性などもしっかりとお話になられていました。
**個人的には、伊藤先生の提唱する「マイルド加温療法(お風呂などで体を温める)」でHSPが増加すると、がんの痛みも軽減できるというお話をされたことが興味深かったです。
その後臨床症例報告、そして最後に「LMFの多彩な可能性と更なる臨床応用に向けて」と題したフリーディスカッションがあり、盛り沢山な研究会でした。