『師走を前に思うこと…』
いよいよ11月も終わり、明日から12月…師走・歳末・年の瀬etc.
いつも思うことですが、「あっという間に1年が過ぎます」
さて、この1年!何があったのか、できたのか!
あとひと月、何をすべきか、何ができるのか…思案どころです。
最近の患者さん方との会話でも、
「半年前に余命宣告されて、年を越すのは難しいと言われたんだよね…」
「おかげさまで、上手くいけば平成最後の年も迎えられそうだよ!」等々。
皆さん、状況も内容も悲喜交交。十人十色ならぬ百人百色?
でも、何があっても、いつも最後は「前向きに頑張ります!」という言葉で
結んで下さる方が多いので、嬉しいのはもちろんですが、
逆にこちらが励まされたり、教えられたり…。
先日の札幌講演会で、小井戸先生が話されていたこと、
「身体は心の入れ物だから、身体の事ばかり考えるのではなく、心の在り方を考える」
小井戸先生のがん治療相談では、「あなたはどうして生きていたいのですか?」と、
まず患者さんに問いかけるそうです。
『どうして 自分がこの世に存在して 生きていたいのか!
死にたくないという思いではなく、少しでも長く生きていたいという気持ち』
どうしても生きたい理由、これがとても大事だと話されていました。
以前、小井戸先生から教えていただいた“坂村真民”(仏教詩人)の名言にも
『大切なのは、かつてでもなく、これからでもない。ひと呼吸ひと呼吸の今である』
とありますが、心に留めておく大切な言葉のひとつです。
☆☆☆ ☆ ☆☆☆
残すところ、あとひと月!
それぞれ思うところはございましょうが、悔いなくこの1年終わるため、
準備おさおさ怠りなく…。