☆何がお尋ねになりたいのですか?
「色々聞きたいこともあるんですが…。いいんですよね?話しても…」
「実は今、病気かどうか検査しているところで…。」
「主治医が何も言ってくれないので不安で…。私、どうしたらいいんでしょうか…」
『どうなさいました? 何がお尋ねになりたいのですか?』
こんな会話、結構あります。
とにかく、誰かと話したい。聞いてもらいたい。ただ話すだけでも気が楽になる。
そんなお気持ちでお電話をかけてこられる方にとっては、“何かを聞きたい”というよりも、“聞いてもらいたい”ということが真っ先にくることなのでしょうね。
と、いうことは、こちらから『何がお尋ねになりたいのですか?』というご質問は、避けたほうがいい場合もあるということでしょうか…(苦笑)
しかし、当会としてはやはり「お聞きするだけ」では終われませんから…。
何かの答えがなくても、その時の、その方のお気持ちが、「とにかく、まずは腑に落ちる」ということを考えながらお話していきます。
“聞いてもらいたいだけ” とはいえ、“何かの答えが欲しい”という状況が隠れているケースも多々あるような気がします。
『何がお尋ねになりたいのですか?』
改めてその問いを受けたとき、「そうだ、自分は何かが聞きたかったのか?」
そう自問自答しながら、何かに気づいていただければ…。こんな時はそう思ってお話しています。