《がん生存率や世論よりも》
高齢化とともにがんの発症が増え、二人に一人ががんにかかると言われている今、がんの治療成績が向上し生存率が上がっていることは喜ばしい結果ですが、一方で、こうした知識は一般にはまだ普及していないということが「がん対策に関する世論調査」で明らかになっています。
2017年当時、がん治療の種類やたばこの有害性、若い世代でのがんの増加などの知識がある人は60%を超えていましたが、がん全体の5年生存率が50%を超えていることを知っていたのは29.5%でした。がんは難しい、治りにくいと考えている人がまだまだ多いということでしょう。
しかし当会、そして多くの患者さんは、がんに克ち、がんは治せるということを知っています。生存率や世論調査の数値もよいですが、何より自分自身がその証明者になることが一番望ましいことです。
がんを治すのは自分自身だと考え、より前向きに生きるということを心掛けて闘病生活を送っていただきたいと思います。
By. HAMASUNA