『明日は文化の日!』
11月になりましたね。
今年も残り2ヶ月、あっという間に一年が過ぎていくように思います。
2021年もコロナに振り回された感がありますが、ようやくここにきて落ち着いてきたような…
でも、第6波を懸念する声も依然として多く、世界的には増加傾向にあるようで、
WHOも「収束には程遠い」との見解を出していましたね。
まだまだ今後も慎重な行動が必要ということのようです。
明日は「文化の日」で祝日にあたります。
この「文化の日」ですが、どういうものなのか、よくは知らないという方も案外多くて、
『終戦後の1946年11月3日に新たに日本国憲法が公布され、それを記念して「文化の日」と定め、
そして、翌1947年5月3日の同憲法施行日を「憲法記念日」と定めた。
この11月3日は世界で初めて戦争放棄を憲法で宣言した重大な日であり、
「自由と平和を愛し、文化を勧める日」とした』と、辞典等では説明がありました。
この趣旨のもとに、文化勲章の授与や文化功労者の表彰などが行われており、ニュースでもよく流れていますよね。
先週末の衆議院選挙も終わり、結果の分析や世論はそれぞれでしょうが、
コロナ禍により私たちの生活は一変し、生活の基盤を失うような危機に直面している方もかなりいらっしゃると思います。
他人との関わり方にも影響があったり、これまでの常識とは違う価値観が求められたり、
時代の流れもあるのでしょうが、なんとなく公私ともに生きにくい世の中になったような感じも受けます。
患者さんとお話していても、この“世情”ということは結構切実な問題のようで、
病気になり、入院したり治療を受けることは経済的にも大きな負担がありますから、
「まずは生活の基盤があってこそ、安心して治療も受けられる」という考えは至極当然でしょう。
また、コロナ禍での受診の不安や入院中の面会不可も、患者さんやご家族にとっては
精神的なストレスに繋がっているようです。
こうして残り少なくなってきた2021年ですが、せめて来年に向けては良い方向性が見出せるように、
多くの方々の切実な願いや祈りが届くことを期待したいと思います。