今週に入ってようやく寒さが和らいできたような…
今日は“ひな祭り”ですしね！
なんとなく“春”を連想する心地良い響きがあると思いませんか？

この先は春に向かって三寒四温となっていくのかなぁ～と、
ただ、季節の変わり目は体調管理が難しく、免疫力・抵抗力も下降気味になりますから、十分ご注意下さいませ！

さて、本日の表題、「自然治癒力」
これは私たち人間に元々備わっている病気やけがに打ち勝つ力のことで、ご存じの方も多いと思いますが、
日頃、患者さん方と話をする中でよく触れることでもありますので！

現代社会においては、様々なストレスに晒され、環境汚染物質や食品添加物など、
この「自然治癒力」を低下させる要因が少なくありません。
「本来、病気は医者が治すものではなく、自分自身の自然治癒力が治す」ということを耳にされたことは？
医療技術がいくら進歩しても、病気と前向きに闘っていこうとする自身の自然治癒力が弱まると、
治るものも治らない…ということで、この「自然治癒力」こそが健康の源であり、
この力が衰えた時、人は健康を害していくのだそうです。

「自然治癒力」につながることとして、「免疫力」という言葉がよく出てきます。
普段の対応の際にも、「免疫力を上げるためにどうしたらいいですか？」
これは患者さんにとって必須項目ですから、皆さん真剣に問いかけてこられます。
私たちの体には、細菌やウイルスなど病原体を抑え込む力が備わっており、
これが「免疫力」であり、生まれながらにして持っている体を守る力です。

また、体が損傷すると、損傷したところを自ら修復させる力、すなわち「再生力」
皮膚や毛、爪など全身の多くの細胞が一定の割合で生まれ変わる「生理的再生」や、
けがや病気で失われた組織（骨・肝臓・血管）の修復を行う「病理的再生」があります。

そして、「自然治癒力」を活かすために欠かせないことが、「精神力」です。
心の状態が病気の改善に大きな影響を与えるということは、今さら言うまでもありませんが…。

では、この「自然治癒力」を高めるために、私たちが普段の生活でできること、
免疫力アップには、体温を上げる、腸内環境を整えることが大切！
再生力は体の中（骨・肝臓・血管など）のことですから、やはり食事ですね！
カルシウム・ビタミン・タンパク質、血液をサラサラにしてくれる野菜や海藻類、
血栓を溶かす作用がある納豆やクエン酸を含む食べ物など、バランスよく食べる！
精神力には、“呼吸法”や“笑い”の効果も期待できます。

改めて生活習慣を見直し、自分自身の「自然治癒力」を高め、コロナにも負けず、日々過ごしてまいりましょう！