「春はお天気が変わりやすい」　よく言われることですが、本当にそうですね。
季節はずれの暑さが続いたかと思えば冬の寒さに戻ったり、異例の規模の春台風も発生！
天候・気温の変動が激しく、体調管理もなかなか難しい今日この頃です。

そして、4月も半ばになり、2週間後にはいよいよゴールデンウイークもやってきます。
今年こそは！と、楽しみにされている方も多いでしょうけど、
このところのコロナウイルス感染者の増加傾向は大変気になるところです。
巷の様子を見れば、「コロナとの共存」がだんだん当たり前になってきているような…？
次々と変異していくコロナウイルスに対して、その対策の難しさを再認識させられ、
2年以上に及ぶ自粛生活への閉塞感や、現状に慣れてしまい危機感が薄れてきているようにも感じます。

さすがに以前のような生活に戻れるなんてことは誰しも考えていないでしょうが、
日々の暮らしの中、生活の糧はもちろんですが、その時々において大切なことや欠かせないことってありますよね。

患者さんとのお話の中でも、「今、この瞬間が大事」という場面に触れることがあります。
病気を抱える身だからこそ、大切にしたいこと、譲れないこと…そんな思いがたくさんあるようで、
時として切なくなるようなお話もありますが、「希望」と「現実」は常に隣り合わせだと実感します。
そして、「生きる希望」も「病気の現状」も一進一退の攻防の如くで…

私たち『統健会』は、主に低分子化フコイダンの相談を受けているところですが、
毎日様々な問合せがあります。
医薬品と勘違いして病院で行う医療行為と捉えて聞いてこられるケースもありますし、
病院での治療が難しくなったから、その代替としてフコイダンを希望される方や、
抗がん剤治療の副作用の軽減を期待して尋ねてこられる方も多いです。
そして、同じ診断名であっても詳細はおひとりおひとり違って、当然その治療結果もそれぞれ異なります。
最初から最後まで、「みんな違う」というのが、がん治療の現実なんだなとつくづく思います。

だからこそ、こういう大変な世の中ですが、しっかり現実を受け止めながら、心は柔軟に解き放ち、
あたりまえの楽しみや叶えたい夢も持って、病気と向き合って欲しい…そう願っています。