『フコイダンはサプリです…が、』
沖縄と奄美地方は梅雨明けしましたが、全国的には梅雨真っ最中。
大雨に見舞われたり、真夏のような暑さになったり、不安定なお天気が続いています。
高温多湿な日本の気候、この時期は結構からだの不調を感じる方も少なくありません。
水分補給や十分な睡眠・休息、室内温度にも注意しながら、これから夏に向けての体つくりのため
体調を整えていきましょう!
さて、今週の統健会ですが、
同じような内容の問合せが続きました。
ひとつは、「こんな状況ですが、低分子化フコイダンは有効でしょうか?」
残念ながらかなり病気が進行してしまった患者さんのご家族からのご相談で、
主治医から「これ以上治療のやりようがない…」と言われ、緩和ケアを勧められた、
すでに在宅療養になっている患者さんに対して、何か手立てがないかと尋ねてこられるケースなど、
とにかく、「フコイダンでなんとかならないか?」という切羽詰まった内容です。
もうひとつは、「このフコイダンは医薬品ですか? 病院で行う治療ですか?」
手術や抗がん剤治療を勧められたけれど、どうしても受けたくない!
フコイダンで手術が回避できないか?
抗がん剤治療をせずにフコイダンだけでなんとかなりませんか?
低分子化フコイダンを医薬品と勘違いされて尋ねてこられたケースでした。
確かに、通常TVや雑誌等の広告で目にするサプリメントとはイメージが全く異なりますので、
“フコイダンの治療”と捉えるのも無理のないことかもしれません。
皆さんからも、「本や資料を見ると、結構しっかり研究されているものだと思いました」とか、
「サプリメントなのに医者が相談に乗ってくれるとは…他ではあまり聞いたことがない」等々。
このフコイダンは、健康維持のためにというより、がんの患者さんが飲まれるケースが多く、
だからこそ、ただ飲めばよいというわけにはいきませんので、対応が必要になるのです。
とは言え、やはり医薬品ではありませんから、治療の代わりとして考えるのではなく、
治療の補完や再発予防の一環として捉えていただければと思います。
ただし、何も治療ができないような方にとっては、このフコイダンが手立てとなる場合もあります。
“がん治療”はマニュアル通りにいかない場合も多いですので、
それぞれの状況に応じて低分子化フコイダンの活用方法を考えていけたらいいですね!☆