『大事な鍵となる“こころ”』
新年度が始まって二週間、少しずつ日常も落ち着いてきたでしょうか。
例年よりかなり早く開花した桜前線も東北まで北上したようで、桜の時期は終盤になりましたが、
これからは春本番の季節を満喫するのもいいですね!
初夏に向けて木々や花々が芽吹き、咲き誇り、春の陽気に誘われて外出する機会も増えますし、
今月末にはゴールデンウイークも待ち構えていますから!
人々の動きもより活発になり、賑わう街並みの風景も戻ってくることでしょう。
この時期は、患者さん方とのお話の中でもご家族の話題が多くなるようで、
ご家族の卒入学をご自身の病気改善の目標にされている方や、子どもさんやお孫さんの成長を喜ぶ
お声などもよくお聞きします。
厳しい冬の寒さが過ぎ、穏やかな暖かい春の陽射しを感じるようになると、
気分が明るくなることはもちろんですが、体の方も行動的になり、「出かけようかな~」
日々の散歩、お花見から始まる春の行楽シーズン、そして待ちに待ったGW☆
「健康」という視点からも、心身のメンテナンスの意味も含め、楽しく行動することはとても大事!
免疫力の向上にもつながり、ひいては病気の予防・改善にも一役買ってくれます。
多くの患者さんと接してきて感じること、それは、「精神の状態」が病気を左右するということ。
病気の進行状態だけでは決して語れないような、それぞれの患者さん方の結果があります。
だからこそ、「あきらめない医療」 というコンセプトが成り立つのだと思います。
“末期がんからの生還”だとか、“がん克服”という言葉、よく見聞きしますよね。
そういう実体験をされた方々の存在は、多くのがん患者さんの希望でもあり、励みになりますが、
そこに行きつくまでの過程は決して平坦な道のりではなく、相当な努力もされています。
私どもの会にも、多くの患者さんが低分子化フコイダンについて問い合わせてこられますが、
「フコイダンは魔法の薬ではないから、これだけで何とかなるものではない」ということも
理解しつつ、抗がん剤との併用による相乗効果を期待して飲用されたり、あるいは緩和ケアとか
治療ができないような方が、少しでも改善につながる希望になればと飲まれることもあります、
もちろん、フコイダンだけでなく、食事療法等の必要性や心の持ちようなどもしっかりお伝えして、
「病気改善のために自身でできること」にも取り組んでいただくようサポートしていきます。
昔から「病は気から」とよく言われます。
簡単なこの一言に、病気改善の大事なポイントが凝縮されているようで、改めて興味深く思います。
患者さん自身が鍵となること、それが「心の持ちよう」だと思います。