『梅雨だるさを感じていませんか?』
ここ何日かは良いお天気が続きましたが、真夏日になる所もあって暑かったですね。
梅雨の時期特有の蒸し暑さもあり、熱中症で運ばれた方も見られました。
なかなか過ごしにくい季節ですが、くれぐれもご自愛くださいませ。
この梅雨の時期は体調不良を感じる人が多く、男性より女性の方が不調が出やすいそうです。
いわゆる“気象病”と呼ばれるもので、気圧や温度・湿度の変化の影響を受けて引き起こされる
不調や病気のことです。
食欲不振、体がだるい・むくむ、足や腰の関節が痛んだり、喘息がひどくなる、人によっては
不眠やうつ傾向が現れるなど、様々な症状が出るようです。
要は、自律神経の乱れにより引き起こされるということで、その改善のためには自律神経の
バランスを整えることが大切です。
簡単に言えば、「規則正しい生活を心がけ、バランスの良い食事を摂り、生活リズムを整えて、
質の良い睡眠をとる」 これが大事なポイントになります。
早起きをして朝食をとることで、体にスイッチが入り生活リズムが整います。
まず、朝起きたらカーテンを全開にして、日の光を取り込みましょう。
梅雨時は細菌やカビの繁殖を防ぐためにも部屋の除湿を行うことが大事です。
お風呂は38~40℃のぬるめのお湯で、約20分ほどゆっくりと湯船に浸かるといいですね。
副交感神経が働き、体が休息モードに切り替わるため、しっかり体を休ませることができます。
そして、食事のポイントとしては、食欲不振・疲労回復のためにビタミンB1を摂りましょう。
ビタミンB1はエネルギー産生において重要な栄養素で、特に糖質を代謝するために欠かせない
ビタミンで、豚肉・大豆・豆苗・玄米などに多く含まれます。
同時にアリシンを摂取すると、ビタミンB1の吸収を助け、効果を持続させ、代謝作用を高めます。
アリシンが多く含まれる食品は、ニンニク・玉ねぎ・ネギ・にらなどです。
また、クエン酸は、食欲を高め胃腸の働きを活発にする作用があります。
血行促進効果もあり、梅干しや酢、柑橘類・キウイフルーツ・イチゴなどに多く含まれます。
更にクエン酸はビタミンCと一緒に摂ることでより効果が発揮され、ビタミンCには不眠や
ストレス解消の効果もあります。
多く含まれる食品は、ブロッコリー・パプリカ・ゴーヤ・キウイフルーツ・イチゴなどです。
「規則正しい生活」も、「バランスの良い食事」や「質の良い睡眠」も、全ては健康の基本で、
誰もがわかっていることではありますが、
時にはご自身の生活を振り返り、改めて見直すことも大切なのでは…と。
梅雨が明ければ、今度は暑い暑い夏の季節がやってきます。
今から体調を整えて、来る夏に備えましょう!