『講演会便り🍁 』
先月は、17日に沖縄講演会、23日に富山講演会と、2週連続での講演会開催となりました。
沖縄は今年3月にコロナ禍後としては初の講演会を行い、おかげさまで好評だったこともあり、
皆様からのご要望にお応えして今年2回目の開催。 今回で48回目!
講師はおなじみの、「統合医療センター クリニックぎのわん院長 天願 勇先生」
また今回は、会場参加だけでなくオンラインでも視聴していただけるよう試みましたが、
沖縄県以外から参加された方もいらして、終了後にわざわざお礼のメールもいただきました。
また、富山講演会は北陸の地での初めての開催で、私たちも期待と不安を感じながら臨みました。
講師は、「さわだクリニック院長 澤田 樹佳先生」 (所在地は富山県砺波市)
この澤田先生、初めてお会いした時に、先生のがん治療に懸ける思いなどを色々とお聞きして、
「とてもいい先生に出会えて良かった」と嬉しく思いましたが、
そのお話の中で、驚くような患者さんとのエピソードがありました。
末期がんで余命いくばくもない患者さんの、最期の願いをなんとか叶えてあげたい…
只々その思いで、医者というだけでなく一人の人間として患者さんと向き合われた先生。
こんなに患者さんのことを考えて、一生懸命取り組んで下さるドクターがいらっしゃるなんて!
すごい先生だと、驚きと感動でした。
講演会でも、最後にご自身の体験として、あたりまえのような雰囲気で淡々と話して下さいましたが、
会場の皆さんも聞き入るように頷いておられました。
天願先生も澤田先生も、「がん」という病気に立ち向かい改善を目指すために、
何をすべきか、何ができるのか、患者さんに取り組んで欲しいことなど、色々と話されましたが、
「医者」という立場での役割、どこまで患者さん目線で対応できるのか、
命を預かる責任の重さを常に背負いながらも、精一杯患者さんに寄り添うご様子をうかがい、
患者さんと医師との信頼関係が、今後の病気改善にも関わっていくことを改めて考えました。
こうして、先生方のご協力のもとに開催される「がん統合医療講演会」ですが、
通常の受診ではなかなか先生のお話をじっくりお聞きする機会はありませんから、
改めて「がん」という病気について学び、現状を踏まえた上で、これからの可能性を探ることも
有意義なのかな…と思っております。
こうした活動が少しでも患者さんのお役に立てるのであれば幸いです。