『望みあるところに光あり』
今年最初のブログです。
元旦早々、能登半島で大きな地震が起こり、お正月気分も一気に飛びました。
「あけましておめでとうございます」という挨拶も、口にすることが憚られる気がして…。
テレビから流れる画像を見て、東日本大震災のことを思い起こされた方も多かったのでは?
この寒さの中、今も懸命な救出活動がなされておりますが、
被災者の方々の無事と共に、一日も早い復興を只々祈るばかりです。
私たちも普段の対応の中で、北陸地方の患者さん方も多くいらっしゃいますし、
また、福井・石川・富山・新潟県でご協力いただいている先生方もおられるので、
本当に気が気でなく、不安や心配と同時に緊張感も覚えました。
近年、世界中で様々な自然災害が起こっていますが、
自分たちの力でなんとかできることではありませんので、
これだけ目まぐるしく進歩している現代社会においても、自然の力には抗う術もなく、
こうして災害が起こるたびに無力感に打ちのめされる気がします。
成人の日も含め、この三連休が明けて、ようやく日常生活に戻った感がありますが、
私たちも、今週は休みの間にいただいたお問い合わせや資料請求の対応に追われました。
年末年始であろうとも、がんの患者さん方はやはり日々闘病生活を送られております。
どういう状況であれ、人々の営みは綿々と続き、今日が終ればまた明日になって…
今、この現実が大変な方、苦しい方に軽々しく「頑張って」などとは言えませんが、
いずれは前を向いていかれることを心より願っております。
沖縄の「クリニックぎのわん院長・天願勇先生」が、いつも講演会で話される言葉があります。
“望みあるところに光あり”
これは、天願先生の恩師の座右の銘だそうですが、落ち込んだ時に何度も救われた言葉だと
おっしゃっていました。
今年は、この言葉と共にスタートしたいと思います。