11月も半ばになり、ようやく秋らしくなってきたかな～と思った矢先、
また台風が発生、しかも同時に4個！　　
海水温の高さも理由として挙げられていましたが、これも地球温暖化の影響でしょうか。
先月は「観測史上最も気温が高い10月」ということで、
季節外れの暑さが続きましたからね。
日中は汗ばむ陽気の日もあり、朝夕との寒暖差が大きく体調管理が難しいようです。
とは言え、紅葉も今が見頃、いつもよりは短い秋になりそうですし、
さわやかな秋晴れや、秋の夜長を十分に満喫しましょう！

そして、秋と言えば、やはり食欲！　美味しい食べ物がたくさんありますよね。
旬の味覚を存分に味わいたいところですが、やはり患者さんからしてみると、
なかなか好きなものを何でもいただけば良いとは言えないようで…

会へも食事に関するご質問が多数寄せられます。
癌の食事療法としては、ゲルソン療法とかマクロビオティックが代表的ですが、
その他にも書店にも様々な食事に関する本が並んでいます。
そこに書かれていることは、必ずしも共通しているわけではなく、
中には是非が異なるようなケースもあり、皆さん結構迷われるようです。

当会でも基本的には“玄米菜食”を勧めておりますが、
人によっては消化の面で玄米が合わない方もいらっしゃいます。
やはり体質的なことというのは、どの場面においてもあるようで、
一般的に良いとされていても、それが合わないというケースは多々見られます。
塩分・糖分の摂取を控えたり、加工食品（添加物）は避けるとか、よく噛んで食べるなど、
まずはできることから始めて、ご自身の体に合う方法を探していただくのも良いと思います。

旬の食材は美味しいということはもちろんですが、栄養価が高く、
また生産量が増えることで価格も安くなるというメリットもありますので、
調理法や味付けなどに工夫して、旬のお野菜などをたくさん取り入れて、
美味しく、楽しく、この秋の味覚を味わってくださいませ。