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研究と症例
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肺がん|76歳 男性喜多村クリニック院長 喜多村邦弘 先生

経過

2009年、右肺に6cmの腫瘍が見つかり、肺がんと診断を受けました。7月に入って抗がん剤のタキソテールによる治療をはじめましたが、「腫瘍が大きいので、効果が出ない可能性があります。 また高齢なので体への負担がない程度に治療しましょう」と主治医に告げられました。しかし家族が心配し、喜多村先生のところへ何か手立てはないかと相談に行ってくれました。 7月10日に低分子化フコイダンを飲みはじめ(300cc/日)、2週間後に腫瘍マーカー(CEA、シフラ)の検査を受けたところ、なんと正常値に下がっていました。 わずか1カ月後には、CT画像から腫瘍がほとんど消えていました。
9月に入っても低分子化フコイダンを飲み続けたところ、だるさも減って、天気がいい日は外を散歩できるまでになり、気持ちも落ち着きました。がんが発見されてから、ほんの2~3カ月でこんなに大きな治療効果が出たことに、家族ともども驚いています。

医師のコメント

タキソテールと低分子化フコイダンの併用ですが、短期間でここまで腫瘍が小さくなる症例は非常に珍しいといえます。患者さんのご家族も私も主治医の先生も、みんな信じられないという感想でした。 最近の白畑實隆教授の研究ではタキソテールと低分子化フコイダンを併用すると相乗的に作用して抗腫瘍効果が増強することがわかっており、まさにその効果が明らかになった例だと思います。 また、患者さん自身が脂の多い肉類を控えて野菜中心にするなど、食生活やライフスタイルを見直されたのもよかったと思います。一つの治療法だけで効果がなかった場合でも、あきらめずにいろいろな治療法を組み合わせれば、可能性が高まるという印象を受けています。 何が効いたかは検証できませんが、患者さんが回復して「がんが消えた」と喜んでいらっしゃるのが何よりうれしいです。

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