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うがい、手洗い、フコイダン。もう口癖(笑)矢野 端さん(76歳・男性・大腸がん)2013年取材
今回お話をお聞きした矢野端さんは、見るからにスポーツマンという立派な体格をされた方。バレーボールにかかわり、長年地域に貢献されてきたのですが、検診を受けた矢野さんを待っていたのはまさかの大腸がんの診断。
がんと診断されて平静でいられるはずもありませんが、家族、そして地域の周りの方とのふれあいと、最も大切な「あきらめない心」が徐々に様々な変化を生み出し始めます。
つらいのは、不安なのは自分だけではない。こう思えることがどれだけ心に安らぎをもたらしてくれるのか…。
今回は、あの頃の自分たちのように悲嘆に暮れている方々に少しでも届けばと、奥様とともにお話しいただけました。
大腸がんが見つかったきっかけは?
定期健診ではなく検診だね。高血圧の関係で、近くのお医者さんにひと月に一回薬をもらいに行っているんですが、そこで検診をしていただきわかりました。
奥様 最初は、「たぶんステージⅠだから、それを取ればきっとよくなると思います」というお話でしたのでその時はそれを信じていました。手術した後、「リンパに転移しているかどうか念のために検査します」と先生に言われた時はドキッとしましたが、それでもそんなことはないだろうと思いながら、術後の検査結果を聞きに行きました。そして、先生から「リンパに転移しています。ステージⅢです」と言われてしまったんです。
その時、どんなお気持ちでしたか?
そらまぁ、えらいこっちゃです。でも、知り合いに同じ大腸がんになった人がいて、他にも手術が終わって元気な人もいたから、家内はすごく心配して落ち込んだらしいけど、私は、まぁなるようになるか、と思っていましたね。
奥様 でもその人はステージⅡだったんですね。うちはステージⅢ。ステージⅢっていうのは治るのはかなり難しいような話も伺ったので、本人よりも私が非常に落ち込んでしまい、病院ではいつも泣いていました。
フコイダンとの出会いは?
奥様 大腸がんの再発・転移は2年以内に多いとも言われ、それで私が2年以内になんとか他に助かる方法がないかと思って、図書館に通いはじめたんです。それまでは西洋医学しか頭にはなかったんですけど、初めて代替医療という言葉を知りました。その本には西洋医学の手術と抗がん剤と放射能治療の3つだけでは完治しないみたいなことが書いてありました。
そんな時、たまたま娘が新聞で、大阪大学の代替医療窓口を見つけてくれて、阪大の資料を送ってくれたんです。それで申込んで相談に行きました。
その頃はすでに、色々なサプリメントを自分で探しては取り寄せて主人に飲んでもらっていましたが、その時に相談した先生から「何の根拠もないそういうものを安易に飲むのは考えものだから、やっぱり研究の成果がある程度立証されたものを飲むべき」というように言われました。そして、フコイダンの研究をしている九州大学の白畑教授のことを教えていただき、フコイダンを飲み始めたんです。
その後、近くで白畑教授の講演があることがわかり聞きに行きました。