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「病気では死なない!死ぬのは寿命!」という言葉に込められた自然体で前向きな生き方植村 忠夫さん(経営コンサルタント・76歳・男性・胃がん)2024年取材

今回は、四国・香川県にお住まいの植村忠夫さんのご自宅を訪問させていただき、奥様と一緒にお話を伺いました。訪問させていただいて最初に感じたのが、そのロケーションの素晴らしさです。ご自宅は、植村さんが生まれ育った場所で、海岸まで徒歩すぐ、窓からは波静かな瀬戸内の絶景を望むことができる場所にありました。目の前に広がる素朴で穏やかな風景に心洗われる思いの中でインタビューをスタートしました。

2020年の6月に胃がんのステージⅣaの宣告を受け、手術不能な末期がんと診断された植村さんが、現在、美しい浜辺をのぞむ故郷で元気に暮らしていらっしゃるお姿からは、病気の影すら感じない、とても4年前に末期がんの患者だったことが想像できるものではありませんでした。

今回、植村さんの口から「フコイダンのお陰です。感謝しています。」という言葉を何度となくお聞きすることになったのですが、お話を伺っていく中で、実は、植村さんの病状を回復させた要因として、植村さんご自身のものの考え方や、生き様のようなものが大きく関わっていたのではないかと考えるようになりました。

野良仕事の最中に急に発症した敗血症が結果として命を救った

胃がんと診断されるまでの経緯をお聞かせください。

植村さん 私は元々某電気メーカーに勤めていたのですが、57歳の時に早期退職して、主に中小企業さん向けのコンサルタント業務を行なっていました。メーカーに勤めていた時から、色々とお付き合いがあった中小企業さんの企業効率の改善や、品質管理などのお手伝いをさせていただく中で、それぞれのお客様からも頼られるようにもなり、そのことにやり甲斐を感じながら仕事中心の日々を送っていました。一度、突発性難聴になったことがありますが、それ以外に大きな病気をすることもなく、とても元気で、今から思うとそのせいで少し自信過剰だったかもしれませんが、メーカー退職後は健康診断も受けていませんでした。

そして、2020年の4月、家の裏で草刈りなどの野良仕事を済ませ、夕食を終え2階の部屋に上ろうとした時です。ふらついて上がれなくなり、なんとか妻に後ろを押してもらって2階の踊り場に着いた途端に嘔吐、そのまま救急車で緊急搬送され入院。そこで敗血症と診断され、さらに検査をした結果、初めて胃がんがあるということがわかりました。

胃がんであることがわかった時のご本人の気持ちや周りの反応はどうだったのですか?

植村さん 緊急入院した病院の精密検査でガンが発見されましたが、敗血症の治療を優先し、完治したらがん治療に移るということになりました。約1ヶ月間、毎日抗生剤を投与して敗血症は完治。その後、がん治療のために転院しました。その病院の担当主治医から「がんにはステージ Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳとあって..」というような説明を受けるところから始まり、私の場合はステージⅣaのいわゆる末期がんで、肝臓にも転移が見られるとのこと。さらには、状態は最悪で切除不能、このままでは手術もできないということも言われました。その結果、現在の状況でできることは、使用する抗がん剤を許可されている最大量投与して経過観察をするということでした。ただ、これを言うと皆さん驚かれますが、自覚症状がほとんどなかったこともあって、そんな状態にもかかわらず、あまり落ち込むことがなかったというのが正直なところなんです。

実は、私にはある自論がありました。それは「病気では死なない!死ぬのは寿命!」というもので、これはコンサルタントの仕事をしている時に知り合ったある社長さんの言葉なんですが、その言葉を聞いた時に、これは素晴らしい言葉だ!私もその考え方を座右の銘にしようと思い、それ以来この言葉を、いつも心の中で大切にしておくことにしました。私の解釈では、この言葉にはいくつもの意味があって、まずは、「病気になったら自分自身が納得する形でやるだけのことはやる」、という前向きな姿勢と、「それでダメならそれは寿命だ!」という、いい意味での開き直りというか、ある意味、自然体で生きることの大切さを教えてくれる言葉だと思っています。今から思うと、その考え方が支えになって、気持ちが前向きになったのが大きかったのかもしれません。

奥様 先生に主人が「ステージⅣa」と聞かされた時は「あっ!」とは思いましたよ。私たち夫婦には3人の息子がいるのですが、その内の三男が医療関連の仕事をしていたので、がんにも詳しくて、胃カメラの写真などを見て「これはひどい!お母さんも覚悟はしておいた方がいいよ!」と言っていたこともあり、「そうなの...?」と不安に思う気持ちも少しありました。ただ、私は日々、主人と一緒に過ごしていたわけで、彼の考え方も知っていたし、見ている限りでは実際に元気だったので「何とかなるんじゃないのかな」というかなり楽観的な気持ちも正直ありました。周りを見るとご主人ががん宣告されて、奥さんがすごく落ち込んじゃうなんて場面にも出合ったことがあって...。とにかく、こうなった以上ポジティブであることが大切だというのは、主人と同じ考えで、そこは結果としても良かったんじゃないかなと今でも思っています。

植村さん もう一つ幸運だったのは、敗血症で倒れたタイミングです。これは、それこそ少し神がかった言い方になるかもしれませんが、ご先祖様が「早く病院に行きなさい!」と言ってくれたような気がしています。実際のところ、あと少し胃がんの発見が遅れていたら多分アウトだったんじゃないかと思うギリギリのタイミングだったわけですから、変な言い方かもしれませんが、敗血症が結果として命を救ってくれたともいえると思っています。

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