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体験談
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肝細胞がんで余命2ヶ月、繰り返す再発
“生きていることは良いことばかり”心からそう思える今…
糸数 桂子さん(79歳・女性・肝細胞がん)2024年取材

精神的な影響が大きく、色々と大変な時期が続いていたわけですね。

糸数さん そうなんです。
統健会さんからお電話をもらって、色々と話を聞いてもらいました。日常のこととか、主治医の診察がコロナの影響でキャンセルになったことなど、心の不安を吐き出したら少し気分が楽になりました。
「どこにも行けないので、娘たちがドライブに連れて行ってくれます。今はそれだけが楽しみです。体調がきつい時もあるけど、できるだけ家事もやるようにしています」と伝えました。

奈美さん 会の方とお話して、母も落ち着いたみたいで安心していましたが、4/22に「食事が摂れず体が重くて動けない」と言って、緊急入院になったんです。
先生は「肝臓が悪さをしているとは思えない」と言われましたが、呼吸がしづらく自分で食事をするのも億劫だったようで、介助してもらって食べていたそうです。
結局、その翌日4/23のCT検査で、肝臓にあったがんが小さくなり消失、肺転移の腫瘍も完全に消えているとわかり驚いたんですが、みんなが喜ぶ中、母だけが画像を見せても全然信用してくれなくて…(苦笑)
「がんが消えて、もう無くなっているよ!」と言って励ましても、当の本人はただ落ち込んでいるだけでした。
3ヶ月くらい入院しましたが、コロナ禍で病院は面会謝絶、差し入れもできないのでフコイダンも飲めなくなって…。ようやく7月に退院できて、その後は体調も落ち着いて元気に過ごしていました。

糸数さん 緩和ケアの看護師さんがすごく親切でね、ありがたかったですよ。とても感謝しています。

奈美さん フコイダンも、母がまた飲みたいと言ったので、12月くらいから改めて1日1包で飲み始めました。
おかげさまで体調も良好、食欲が出て体重も増えて、精神的にもとても安定していましたが、翌2021年2月に心筋梗塞になって…症状が軽い状態で気付いたので幸いでした。そして、肝機能の数値も正常になり、家族みんな安心していた矢先、6月のCT検査で腫瘍が大きくなっていたんです。でも腫瘍マーカーは去年2万近くもあり、肝臓が破裂しそうだと言われていたのが、かなり下がって14になっていました。抗がん剤治療もしていなかったので、このまま経過観察をしていこうと考えて、フコイダンも1日3包に増やしました。
こういう時も、いつも統健会さんに相談に乗ってもらって、とても助かりました。

その後の経過は?

奈美さん 順調そうに見えましたが、翌2022年10月に再々発しました。「最初に肝臓破裂があったから、小さなものが肝臓内に散らばっており、今後も再発することが考えられる」と、前もって聞いてはいましたけど…
今回は肝臓に2個腫瘍があると言われて、11月にカテーテル処置を行うことになりました。ただ、主治医の説明が不十分だったので、やはりここは天願先生にご相談したいと思い、2回目のセカンドオピニオンを受けました。そして、処置の前にPET検査を受けるようにとアドバイスをいただき、主治医に返書をしていただきました。主治医も、「2年前に肝臓がんのステージ゙Ⅳで肺転移があり、緩和ケアで経過を観ていたのに、奇跡的に肺の腫瘍が消えた」ということで、かなり驚いていましたね(笑)
天願先生からも、「今後もフコイダンを飲みながら経過を観ていきましょう!」と励まされて、母も安心して喜んでいました。その時に、患者会で他の方々に母から話をして欲しいと言われたんですよ。それで、11月末にあった“患者の集い”に母と一緒に参加しました。

糸数さん 私は口下手なので、皆さんの前でちゃんと話せるか不安でしたけど、天願先生から「自信を持って話してきなさい」と言われて…(苦笑)

奈美さん 本人はすごく緊張していましたけど、皆さんを勇気づけることができていれば嬉しいです。母も参加したことを喜んでいて、更にパワーアップしたみたいでしたよ!(笑)

糸数さん 参加できて嬉しかったです! 少しでも皆さんの励みになればと思っています。

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