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大きな病気をせんと、人間ってなかなか変われませんよ。豊島 エミ子さん(82歳・女性・虫垂がん、子宮体がん)2014年取材

「豊島さん、がんが消えています!」

2011年11月のCT検査のときはどんな様子でしたか?

令子さん 先生の第一声が「豊島さん、がんが消えています!」でした。

もう、先生のあのときのびっくりされた顔は忘れられないですね。

令子さん がんは小さくなっていると絶対に思っていたんです。怖いけれど、わくわくしながら検査の結果発表を待ちました。すると先生も驚きの表情で「がんが消えています」と。私、人生一番の大絶叫でした。とにかく、今までやってきたことは効果があるんだ、これ、やっぱりいけるやん!って思いました。そして、このことをがんに悩んでいる人たちにも伝えなければと思い、フコイダンを研究している白畑實隆教授と喜多村先生にも報告をしました。

昔は家の中の掃除をしたら疲れたのに、今は疲れないんです。散歩しても疲れない。やっぱりフコイダンのおかげかなと。今は維持量を飲んでいます。

令子さん フコイダンは母の心の支えになっていると思います。新たながんが生まれたとしてもフコイダンが消してくれるという思いの方が大きいんです。しっかり食事についても自己管理できているようですし、もう再発の心配は全然していません。半年に一回の検査の時はさすがに少し緊張しますが(笑)。

たしかに、フコイダンは心の支えですね。

令子さん 母はこのキャラクターじゃないですか。でも、がんになる以前は楽観的であり、負けず嫌いで攻撃的でもあったんです。不満を常にお腹にため込んでいて、私が電話をすると1時間愚痴だったんですよ。がんになって、いろんな人の助けをありがたいと思う気持ちはあったのでしょうが、退院して私と折り合いがうまくいかなくなった時のストレスがまたがんを深刻に進行させてしまったわけです。
転移がんが消えたという結果を聞き、また本来の自分の良いところが出てきた。感謝感謝の人になっていったわけです。電話をかけてもゲラゲラ笑って、あんなに愚痴を言っていた母が、今まで生きてきて一番楽しいと言うんです。全部が変わったんですね。生きながら生まれ変われたんです。

もともと思い込みもすごいんです。だから、治ると思えば治るしかない。その思いのすごさというものをこの1年の間に学びました。身体によい食事にしても、本当に体に良いの?と思いながら摂っては効果が薄れるんですね。そんなことも、すべて母の体と心を通して学ばせてもらいました。

昔の私を知る人に道で会うでしょ。私、ニコニコ歩いていると、相手からものを言われるようになりました。昔はプライドばかり持っていたと思うんです。今では毎日外に出るのが楽しくてたまりません。歩いている子どもにも「おはよう!」。最初は子どもも不思議な顔をするけれど、翌日から「おはよう!」と言ってくれるようになりました。
人間性がすごく変わりました。昔の私が今の私を見たらびっくりするでしょう。もう少し早く変われればよかったんですが、あんな大きな病気をしないと人間って変われませんよ。

最後に読者の方へ励ましの言葉をお願いします

笑っていたらいいんですよ。私も昔はあまり笑わなかったのですが、今では体から笑いが出てくるんです。この頃は婦人会に行っても「豊島さんの声が一番大きい」と言われます。80歳を過ぎて「そんな元気、どこから出るの」と友だちに聞かれますが、毎日が本当に楽しいんです。

(※掲載している体験談は、患者様個人の感想であり、個人差があります。)

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